機械式時計の時刻合わせ、皆さんはどのようにされていますか?
私は「可能な限り正確な時刻に合わせてたい派」のため、秒針、分針をできるだけ正確な位置に合わせたいという気持ちがあります。
そこで、今回は私の時刻合わせの方法についてお話しようと思います。
時間を正確に合わせる上で気になること
針飛び
時間を合わせるために竜頭を押し込むと、針の位置がずれてしまうことがあります。
これを針飛びといいます。
現代の時計ではほとんど起こりづらくなりましたが、古い時計にはしばしば生じる現象です。
私がもっている時計でも、数回に1回程の頻度で分針の位置がズレてしまいます。
時間の合わせ方
針飛びを考慮して、私は以下の手順で時間合わせを行っています。
- 秒針が12時の位置にきたら、竜頭を引き出し秒針を止める。
- 竜頭をまわして、時刻(針)を合わせる。この時、合わせたい時刻よりも数分進め、そして、逆戻しして合わせたい時刻に針を合わせる。
- 時報と同時に竜頭を押し込む。その際、以下の写真のように両手をつかって押し込む。
手順2によって、歯車の遊びがなくなり、針が正確な位置に固定されます。
また、手順3は、両手で竜頭を抑えることで、竜頭が上下することを防ぎ、分針のズレを防ぐ意図があります。
さいごに
時刻合わせの前に、竜頭を巻き上げる時間。
この時間が本当に楽しいと感じます。
私は毎朝、出社前に巻き上げるのですが、時計だけでなく自分自身のやる気も巻き上がっているような気分になります。
毎日の習慣として、自分の気持ちを整えるための時間なのかもしれないなぁなどと思いながら
明日も明後日も、これからずっと先も巻き上げ続けるのだと思います。
今回も読んでくださりありがとうございました。
また、次の投稿でお会いできれば幸いです。
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